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「トイレよりも汚い」と言われているほど、女性がいつも持ち歩いているカバンの中のものには、たくさんの細菌が付着しています。



ある大学の研究によると、不特定多数の人が触れるお金を頻繁に出し入れしている財布の約95％に、ブドウ球菌や球菌、桿菌（かんきん）などの危険な細菌が付着していることがわかりました。　


男女別で比較してみると、女性の財布のほうが細菌の繁殖度が高いこともわかりました。



また、素材を比較してみると、革製より合成素材の財布のほうが細菌の繁殖度が高く、表面が滑らかな素材は、細菌が付着し難いです。



これらの細菌は皮膚にも存在し、通常であれば何の害もありませんが、免疫機能が低下しているときや、皮膚に傷があるときなどに感染し、健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。



財布の中身を取り出し、きれいに掃除をする習慣がある女性は、わずか2％ほどしかいないようですが、長期間きれいに使うためには手入れが必要です。




革財布の手入れ方法は、柔らかな布で優しく乾拭きしたあと、丁寧にブラッシングすることです。




こまめに手入れを行い、常にきれいな革にしておくことが大切です。




革の油分が減っていることに気づいたら、クリームを塗って油分を補給します。




頻繁にクリームを塗るなどの過剰な油分の補給は、革の通気性が損なわれ、カビやひび割れの原因になります。



クリームを塗ったあと、ブラッシングを行います。



水分補給のために持ち運ぶ飲みかけのペットボトルは、直接口をつけることによって、食べ物のカスなどが混入してしまい、細菌が増殖します。



季節や温度、湿度などによって、増殖率は変化しますが、下痢や嘔吐、発熱などの原因となる、大腸菌やカンジタ菌、黄色ブドウ球菌などが含まれることがあります。



飲みかけのペットボトルの細菌を調査してみると、時間の経過とともに細菌が増加していくことがわかりました。　特に8時間を経過すると、急激に増加していることもわかりました。



直接口をつけて飲んだペットボトルは、4～5時間を目安に飲みきることをお勧めします。　飲むペースが遅い子どもは、早めに飲みきれる350mlのペットボトルがお勧めです。



また、多くの糖分が含まれているスポーツ飲料やカフェオレなどは、細菌の増殖が激しいため、ミネラルウォーターやお茶などを飲みましょう。



お昼ごはんのあとなどに磨くため、携帯用歯ブラシを持ち歩いている人も多いでしょう。



ケースに保管され、密閉状態の携帯用歯ブラシは湿気が溜まり、雑菌が増殖しやすくなり臭くなります。



臭くなってしまった携帯用歯ブラシの臭いを改善するために、100mlの水に小さじ1杯の食用重曹を溶かした重曹水につけておくと、除菌ができます。



携帯用歯ブラシをいつも清潔な状態に保つには、2本用意した歯ブラシを片方ずつしっかり乾かすと、雑菌の増殖を抑えることができます。　また、携帯用歯ブラシは1ヶ月を目処に交換しましょう。



携帯用歯ブラシを保管するとき、最も注意しなければならないことは、濡れた歯ブラシをケースに入れないことです。　清潔なタオルなどで水分を丁寧に拭き取ったあと、保管しましょう。



このほか、汚れた手で触ることが多い、スマートホンにもたくさんの菌が付着しています。　




携帯用のアルコールウエットティッシュを持ち歩き、いつも清潔な状態が保てるように心がけましょう。